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露払い(つゆはらい) |
番楽の最初の演目で、番楽の舞いの基本になります。通常2〜3人の少年(少女)が演じます。 |
翁舞い(おきなまい) |
翁が脇方に対して千秋万歳の舞を舞い、天地長久、息災延命を祈って大地を踏み鎮める舞です。翁面を着けてゆったりとしたテンポで舞う古典的な舞です。 |
敦 盛(つあつもり) |
「尊我兄弟」の裏舞で、「尊我兄弟」を舞うためにはまだ年齢が足りていない少年が舞います。ボンボリと小太刀で行う剣の修行風景です。 |
信夫太郎(しのぶのたろう) |
高舘(たかたて)合戦での佐藤嗣信の最後を語ったもので、活発で華やかな舞いです。幕の中盤には面を着けて舞います。 |
鞍 馬(くらま) |
牛若丸と弁慶の兵法比べです。前半は牛若丸の扇の舞い、中盤は弁慶の薙刀をかわすため牛若丸が飛んだり側転したり、後半は弁慶の薙刀の舞いです。 |
三番叟(さんばそう) |
能の翁の舞いに由来し、千歳(せんざい)、翁(おきな)に次いで3番目に出る老人で黒色尉(こくしきじょう)とも呼ばれる黒い面を付けて舞います。翁の祝福舞ですが、「翁舞い」と違い、狂言のようにコミカルなしぐさを持つ激しい舞いです。 |
作祭り(さくまつり) |
豊年万作を祝して舞う、めでたい舞曲です。「露払い」と同じ舞いですが袴姿の青年が脇差しで舞います。 |
曾我兄弟(そがきょうだい) |
父の仇討ちのため、五郎・十郎の兄弟が剣の修行を行っています。五郎の扇の舞いから十郎を交えての舞いとなり、中盤は小太刀を激しくぶつかり合う荒々しい舞いと変化します。後半は十郎の大太刀による舞いとなります。 |
鐘 巻(かねまき) |
道成寺(安珍・清姫伝説)に由来する舞いとされていますが、物語としては道成寺より鐘巻の方が古いとのことです。 |
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過去にはこの9演目に加え、「鳥舞い」「蕨折り」「女形若子」や、裏舞の「鈴木三郎」などが演じられていました。 |
沿 革(概要) |
定期の公演は、お盆の8月14日ですが、後援会主催の春、秋の特別公演、集落のイベントや、秋の祭典の際に数演目披露されます。また各地でのイベント等に招待され披露することがありますので定期公演以外にもお目に掛かることがあると思います。 |