秋田内陸線年表(概略)

大正11年(1922) 4月 鷹ノ巣−角館を結ぶ国鉄鷹角線建設計画決定
大正13年(1924) 鷹ノ巣−阿仁合間起工予定
大正12年(1923)の関東大震災復興のため昭和7年(1932)まで起工予定延期
昭和 7年(1932) 阿仁合線着工
昭和 9年(1934)12月10日 阿仁合線 鷹ノ巣−米内沢間開通
昭和10年(1935)11月15日 阿仁合線 米内沢−阿仁前田間開通
昭和11年(1936) 9月25日 阿仁合線 阿仁前田−阿仁合間開通
昭和14年(1939) 5月 角館−川岱間着工(檜木内線) 戦争のため昭和16年11月に中断
昭和34年(1959) 8月 阿仁合線 阿仁合−比立内間着工
昭和38年(1963)10月15日 阿仁合線 阿仁合−比立内間開通(鷹ノ巣−比立内間46.1km全線開通)
昭和43年(1968) 6月 国鉄諮問委員会審議で赤字ローカル線廃止勧告答申に阿仁合線が含まれる
昭和46年(1971)11月 1日 角館線 角館−松葉間開通(全長19.2km)
昭和48年(1973) 比立内−松葉間起工
昭和55年(1980)11月 国鉄経営再建措置法により建設予算凍結、比立内−松葉間工事中断
昭和56年(1981) 6月 角館線が赤字ローカル線廃対象として特定地方交通線第一次選定線となる(昭和58年度廃止予定)
昭和57年(1982)11月22日 阿仁合線が特定地方交通線第二次選定線となる(昭和60年度廃止予定)
昭和59年(1984)10月29日 秋田内陸縦貫鉄道(株)が誕生
昭和60年(1985)10月23日 比立内−松葉間の工事再開
昭和61年(1986)10月31日 国鉄阿仁合線、角館線廃止
昭和61年(1986)11月 1日 第三セクター鉄道として阿仁合線は秋田内陸北線、角館線は秋田内陸南線が開業
昭和63年(1988)12月 8日 比立内−松葉間の工事竣工
平成元年(1989) 4月 1日 鷹巣−角館間94.2km秋田内陸線全線開通
 

 

*国鉄経営再建法−日本国有鉄道経営再建促進特別措置法

大正11年に計画決定され、昭和7年に着工されてから実に半世紀以上を経て全線開通のはこびとなりました。
この間、開通まで続けられた建設の請願、国鉄赤字路線廃止に対する阻止運動など地元住民・自治体にはかなりのご苦労があったと思います。
苦労して勝ち得た100kmあまりの鉄道が、今また廃止論議を呼んでいます。この件に関しては後々このサイトでも取り上げてみたいと思います。


  
  

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